宮若市10月から代替運行 JR九州バス9月末廃止の2路線

西日本新聞 筑豊版

 JR九州バス(福岡市)が9月末で廃止する飯塚線(飯塚市-宮若市)と福間線(福津市-宮若市)について、宮若市は26日、代替交通手段として、同じ路線で10月からは新たに市のコミュニティーバスを運行すると発表した。同市内を走る民間路線は、JR九州バスの博多線(福岡市-直方市)と西鉄バスの宮田線(宮若市-直方市)の2路線に半減する。

 2017年度の飯塚線のバス利用者数は約4万3千人(15年度比24%減)で、国や県などの補助金を引いた赤字額は900万円。福間線は約1万4千人(同20%減)で同赤字額は1500万円だった。バス事業者への市補助金は全4路線で約1500万円に上った。 10月1日からは、飯塚線はマイクロバス運行で、(1)平日便数は現12往復→5往復(2)停留所数は現21カ所→16カ所。福間線はジャンボタクシーを走らせ、(1)現7往復→5往復(2)現28カ所→19カ所となる。停留所を減らした区間は、いずれも飯塚市域や福津市域で、民間バスや地元自治体のバスとの競合を避けたという。

 運賃は現行と同額を設定し、定期券も発行する。経費から運賃収入などを引いた欠損額は、飯塚線で運行距離を基に宮若市が3分の2、飯塚市が残りを負担し、福間線は宮若市が全額負担する。

 筑豊地区では近年、利用者減などから民間路線の廃止が相次ぐ。昨年9月に西鉄バス筑豊(飯塚市)が嘉麻と飯塚、桂川の2市1町を結ぶ「碓井・大分坑線」で大幅減便や一部廃止を行い、最も影響を受ける嘉麻市は公共交通網の見直しに踏み切った。小竹町と飯塚市を結ぶ「小竹・天道線」も一部区間が10月1日で廃止される。

 宮若市産業観光課の担当者は「市運営の路線は民間より便数が少なく、利便性は落ちるが、最後のセーフティーネットとして公共交通を守る必要がある。少しでも収益を上げようと努力している」と話した。

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