防災学習にVRを活用 熊本市が9月から、小学校で体験会

西日本新聞 熊本版

 熊本市は27日、仮想現実(VR)を通じて消火活動や地震を体験する防災学習に乗り出すと発表した。熊本地震の経験を踏まえ、専用のスマートフォンアプリなどを開発。「防災の日」の9月1日から市消防局に専用の機器類を配備し、体験学習会を市内の小学校で順次開催する。市によると、こうした取り組みは九州初という。

 市によると、スマホを付けたVRゴーグルを装着し、アプリを起動すると臨場感のある火災や地震の発生場面が体験できる。火災はコンセント火災▽キッチン火災▽ホテル火災-の3種類あり、センサーを内蔵した専用の消火器を使うと、VR上で火が消える。

 地震は、震度7の揺れが発生したと想定。学校の教室からの避難手順を学ぶことができるという。総事業費は約2400万円で、器具一式を10セット作った。市消防局や管内の6消防署に配備する。

 市によると、体験学習会は9月4日の力合小を皮切りに本年度は約20校で実施する。希望する自治会や自治防災クラブにも器具を貸し出し、防災訓練で活用してもらう考えだ。

 この日、消火活動を体験した大西一史市長は「実際の消火器を使った訓練だと片付けも大変だが、これは簡単。使う場所も選ばないし、使い勝手がいいのが魅力だ」と述べた。

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