勝負手に長考56分 封じ手 王位戦第5局

西日本新聞 社会面

 将棋の豊島将之王位(29)=名人=に木村一基九段(46)が挑戦している第60期王位戦7番勝負(西日本新聞社主催)の第5局は27日午前9時から徳島市の渭水苑(いすいえん)で始まり、午後6時13分、豊島が83手目を封じて1日目を終えた。

 2勝2敗で迎えた注目局は、今シリーズ初の角換わり腰掛け銀の戦型になった。互いに馬を作った後、豊島が3五歩(57手目)と仕掛けて戦いに突入。豊島が攻め、木村が受ける展開に進む。木村は7筋の攻めをしのいだ後、3四桂(76手目)の飛車取りで反撃、さらに4六桂(82手目)の勝負手を放った。ここで豊島が56分考え、次の手を封じた。

 立会人の谷川浩司九段は「局面が落ち着くかとも思われたところで、4六桂が決断の一手。これで一気に終盤に入る可能性も出てきた」と話した。

 持ち時間各8時間のうち、1日目の消費時間は豊島が2時間54分、木村が4時間26分。2日目の28日は午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。

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