知事選、蒲島氏の去就は 「近く決断」9月議会か 幸山氏、支持者に出馬伝達

西日本新聞 熊本版

 来年4月15日に任期満了を迎える県知事選に向け、現職の蒲島郁夫氏(72)が9月4日開会の定例県議会で自身の去就に触れるか、関心が高まっている。2016年3月の前回知事選で蒲島氏と戦った前熊本市長の幸山政史氏(54)はすでに立候補の意向を後援会に伝達。蒲島氏は28日の知事定例記者会見で、熊本地震からの復興の進展を見極め、近く決断する考えを明らかにした。

 「出馬するかどうか熟慮中。復興の状況を含めて考えたい」。会見で従来の見解を繰り返した蒲島氏。一方で、熊本空港の民営化や鉄道新線の建設を巡り「交渉など県がやらなければならないことはたくさんある。私がやった方がいいのか、『次にどうぞ』がいいのか。判断を近日中にしなきゃいけない」と、政策実現への意欲もにじませた。

 蒲島氏は15年9月の定例議会で、自民党県連の前川收幹事長(現会長)の代表質問に答え、出馬を表明した。今年の9月定例議会代表質問は9日。前川氏は「蒲島県政をとても高く評価している。4期目もやってもらいたい」と公言。立候補すれば支援する考えを示している。

 事実上の一騎打ちとなった前回知事選。蒲島氏は自民党主導の組織戦で臨み、50万4931票を獲得。幸山氏に2倍以上の大差を付けて3選を果たした。

 その幸山氏は23日、熊本市で後援会会合を開き、再挑戦する意向を表明した。「毎年恒例の暑気払い」との触れ込みだったが、会場からは「熊本市が政令市になった功績は大きい」「一敗地にまみれてから、はいつくばって県の隅々を回ってきた」と知事選を意識した激励が相次いだ。幸山氏もあいさつの最後で「地元で最初の出馬表明」と踏み込んだ。

 幸山氏は会合後、報道陣に「正式表明ではない」としながらも「復興特需の息切れや人口減など問題点が明らかになっている中で、どういう県土をつくっていくか」と出馬への意欲を隠さなかった。

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