日田、中津で164世帯避難 大雨 裏山崩壊や床下浸水も

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 対馬海峡付近に停滞した前線に湿った空気が流れ込んだ影響で、県内でも28日、北部や西部を中心に大雨となった。県のまとめによると、午後3時現在、日田市と中津市の約2万世帯、4万7300人に避難勧告が出され、164世帯272人が避難した。大分地方気象台によると、県西部では29日も明け方にかけて非常に激しい雨が降る恐れがあるという。

 日田市では午前7時に災害対策本部を設置。市によると、同市天瀬町では裏山が崩れて住宅の一部が損壊。床下浸水も3件あった。倒木や落石、のり面崩壊などによる通行止めや河川、田畑の被害は30件に上り、福祉バスが運休するなど交通にも影響が出た。市内の全小中学校30校は臨時休校になった。

 2年前の九州豪雨で被災した小野や大鶴地区などでは河川が増水。復旧工事が進む大鶴地区の大肥川では、釜戸橋近くの護岸に止めていた工事用車両2台が川に転落。竹本橋近くでは工事中ののり面が削られた。

 川の近くに住み、九州豪雨では自宅が全壊する被害を受けた佐谷野順子さん(68)は「川は水量が増えて、流れもとても速くなっていた。雨が激しく降る様子を見るだけで怖い」と話した。

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