外国人住民向けサービス充実 行橋市、市消防が新システム

西日本新聞 北九州版

外国人居住者らへのサービスを進める行橋市の市庁舎 拡大

外国人居住者らへのサービスを進める行橋市の市庁舎

 行橋市は、近年増加する外国人居住者に対するサービスを進めている。住民異動届の翻訳案内書の設置に加え、市消防本部は7カ国語を通訳できるシステムを導入し運用を開始。地方にも及ぶ国際化の波に対応している。

 市消防本部のサービスは、外国人居住者らの119番通報に対応するためのシステム。東京の多言語通訳コールセンターと契約して対応する。同本部の通信指令室が外国人から119番通報を受けると、本部は直結するコールセンターに通報。通報者と通信指令室担当者、センターの3者が通報内容を把握し、出動する仕組み。英語▽韓国語▽中国語▽スペイン語▽ベトナム語▽ポルトガル語▽タイ語の7カ国語に対応できるという。

 さらに、救急車は翻訳アプリが使えるタブレット端末を車内に備え、翻訳しながら外国人の急患の搬送をする。市消防本部は「いざという時に対応できる」と話している。

 さらに、市は消防本部に先駆けて5月から外国人住民向けに、住民異動届の手続き時に記入方法などを記した翻訳案内書を設置した。住民異動届の書き方が分からない外国人に対応している。

 通常、外国人の届け出の場合は、通訳が同行して記載することが多いが、翻訳書を使うと1人で届けをすることが可能になる。翻訳書はベトナム、中国、英語など。作成には、市内で外国人に日本語を教えているボランティア団体「日本語教室inゆくはし KIZUNA」が協力した。

 市によると、市の外国人居住者は708人(7月末現在)で、ベトナムやフィリピン、中国人が多いという。

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