「死を覚悟した」首まで水、1歳児抱き…家を脱出 九州北部で大雨

西日本新聞 社会面

 地鳴りのような激しい雨音に目を覚ますと、雨水は自宅に迫り、ぐんぐんと水位を上げた-。記録的な大雨となった九州北部では28日、住宅浸水や道路冠水の被害が相次いだ。大雨特別警報が出された佐賀県では河川が一時氾濫し、武雄市で広範囲にわたって冠水。大町町では病院が孤立し、近くの鉄工所から大量の油が流れ込んだ。29日以降も激しい雨が降ることが予想され、市民生活へのさらなる影響が懸念される。

 「死を覚悟した。子の命を助けることだけを考えていた」。佐賀県武雄市北方町の病院職員、渡辺将人さん(30)は妻と1歳3カ月の長男の3人で、自宅の集合住宅2階で孤立状態となった。

 28日未明、激しい雨音で目を覚ました妻の葵さん(30)が外を見た。用水路から水があふれ、約40分で車のマフラーが見えなくなった。

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