障害児に「芸術療育」の場 江北町に9月開所

西日本新聞 佐賀版

 障害がある子どもが学童保育「放課後等デイサービス」で絵を描いたり、粘土で創作したりして個性を伸ばす「芸術療育」に特化した施設が9月3日、江北町山口にオープンする。芸術療育に絞り込んだ施設は県内で初めて。8月24、25の両日には先行内覧会があった。

 施設名は「バリエンタ」。管理者の池上仁(じん)さん(46)によると、バリアフリーとエンターテインメントを掛け合わせた。

 白、紫、黄、ピンク…。大型の黒板には、色とりどりのチョークで描かれた絵や文字。完全バリアフリーの施設の内覧会で、子どもたちの個性豊かな表現が記されていた。折り紙を星形にカットしてはがきに貼り付けた貼り絵もある。

 「子どもたちの自主性を尊重してサポートするのが役割。音楽を聴いて体を動かし、絵を通して感じる心を育てたい」。有田工業高デザイン科の教員経験がある池上さんは施設の理念をそう語る。

 さまざまな素材に触れることやスケジュールを自ら立てることで、子どもの自主性や感性を磨くことにつながるとの信念を持つ。

 粘土や段ボールを使った造形、焼き物を作ることなどで立体的な感覚を養う。木工で棚などの道具も、できるだけ子どもたちで創作する。「さまざまな造形やデザインを体験して、自分が好きなことを見つけてほしい」と池上さんは願う。

 発達障害、知的・精神障害、身体障害がある小学生から高校生までが利用できる。杵島郡(白石、江北、大町)と小城市の在住者を主な対象で、定員10人。

 火曜から土曜の学校登校日は午後1~6時、学校休業日は午前10時~午後5時まで。利用時間は自由で、週1日でも可。看護師資格を持つスタッフも常駐する。

佐賀県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ