九州障害者ゴルフ連盟、本格コースの大会10周年

西日本新聞 ふくおか版

 九州障害者ゴルフ連盟(北九州市)が、身体障害者のリハビリと社会参加を目的に、本格的なゴルフコースでの大会を開催して今年で10周年を迎えた。健常者がサポートしながらプレーしたり特別ルールを設けたりしているのが特徴で、初心者の身障者でも参加できる大会だ。連盟の渡辺和正事務局長は「障害があるからといってスポーツを諦めるのではなく、みんなと一緒に挑戦してみませんか」と呼び掛けている。

 連盟は、北九州市在住の身障者3人が2003年、ゴルフ同好会を結成したのが原点。同好会主催の大会に熊本、鹿児島県からも参加があったため、ネットワークを九州全域に広げようと連盟を結成し、09年に久山町のゴルフ場で第1回の大会を開催した。現在では福岡、長崎、熊本、鹿児島4県で年間計4回の大会を開いており、全国規模の大会には身障者、健常者計90人が参加するまでになった。

 大会には、事故や病気で手や足に障害がある人や脳梗塞でまひがある人、聴覚障害者などさまざまな人が参加。このため、起伏のあるコースでプレーするにはカートを通路からフェアウエーに乗り入れる必要がある。また、身障者がコース途中から第1打が放てるように通常より短い距離にティーグラウンドを特設するルールも設けている。連盟は、ゴルフ場に協力を求め、理解が得られた六つのゴルフ場で大会を開いている。

 身障者、健常者2人ずつの4人1組でコースを回り、健常者は身障者が移動する際には肩を支えるなどし、組の進行がスムーズになるよう手助けする。今年はこれから9月8、9両日に長崎県大村市(募集終了)、12月9日に鹿児島県薩摩川内市で開催する。薩摩川内市の大会は、近く募集を始める。

 連盟の矢田部豊理事は「障害があると引きこもってしまう人もいるが、ゴルフで体力をつけ、ぜひ残存機能を向上させてください」と話していた。

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