「豪雨から命守る行動を」 飯塚市で防災フェア

西日本新聞 筑豊版

 豪雨災害などから命を守る行動を考える「いいづか防災フェア」(飯塚市主催)が31日、飯塚市飯塚のコスモスコモンであった。「命を守るみんなの防災」をテーマに、専門家や気象予報士らが登壇。市民ら約500人が耳を傾けた。

 国土交通省遠賀川河川事務所の桑村建一・防災情報課長が「遠賀川のリスクを知る」と題して講演。「これまでに遠賀川における洪水被害は度々、起きているが、今では橋の架け替えや河道掘削などが計画的に進み、被害は減少している」と述べた。

 一方で、昨年の西日本豪雨で川の堤防が決壊し、浸水した岡山県倉敷市真備町などを説明しながら、「今後、想定を超える雨が降る可能性がある。日頃の準備とともに、国交省の防災情報サイトや飯塚市のハザードマップを活用し、避難してほしい」と強調した。

 九州の報道機関と防災機関、研究者でつくる「九州災害情報(報道)研究会」に所属し、テレビ局で天気を担当する気象キャスターや、地元の自主防災組織関係者などが参加する討論もあった。

 FBS福岡放送の米倉絵美さんは、九州北部を襲った猛烈な雨を例に挙げ、「未明から明け方に大きな災害が起きている。早朝のニュースを担当しており、短い時間の中、的確な言葉でどのように伝えるか考えている」と述べ、TNCテレビ西日本の澤麻美さんは「災害時はニュースでも伝えている気象庁の危険度分布のデータを活用してほしい」と訴えた。

 報道の役割についてRKB毎日放送の龍山康朗さんは、「天気を変えることはできないが、報道を通じて、被害者や被害を減らすことはできる。テレビを見てもらえるように工夫している」と強調した。

 飯塚市立飯塚東小の教諭による人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使った防災教育についての発表や、市内の高雄、片島、鎮西地区の防災に関する取り組みの紹介もあった。

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