ボタ山土砂崩れ専門家調査 大町町 「再発の危険性」指摘

西日本新聞 佐賀版

 8月下旬の大雨により大町町のボタ山で土砂崩れが発生したため、国立研究開発法人土木研究所の土砂災害専門家などが1日、現地調査を行った。町役場で記者会見した研究所の杉本宏之上席研究員は「土砂は水をかなり含んだ状態で、大雨で下流に流れ出す心配がある。早めの対応が望ましい」と語った。

 現場は石炭採掘の時に出るボタを積んでできた山で、「ボタ山わんぱく公園」西側の斜面。8月28日に大きな土砂崩れが起き、ドローン撮影などによって別の場所でも比較的小規模の発生が確認された。町は31日、周辺の3地区124世帯251人に避難指示を出した。斜面下のため池に流入する恐れがあるため、池の水抜きを行っている。

 専門家の調査は県が技術的な助言をもらうため、国土交通省に依頼。会見で杉本氏は「記録的な大雨に加え、水が集まりやすい谷形の斜面だったため、崩壊性の地滑りが起きたと考えられる」と説明した。崩壊の範囲は大きい方が長さ約180メートル、深さが約10メートル、幅約80メートル。小さい方が長さ約40メートル、深さ約5メートル、幅は不明。

 県は「さらなる調査が終わるまでは住民に避難してもらう。人命第一で取り組みを進めたい」としている。

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