林えいだい氏の命日 香春町で墓参、しのぶ会 戦争、炭鉱、朝鮮…思い語る

西日本新聞 筑豊版

林えいだい氏の墓にサカキを供える参加者 拡大

林えいだい氏の墓にサカキを供える参加者

 一昨年亡くなった香春町出身の記録作家、林えいだい氏の命日の1日、同町で墓参としのぶ会があり、県内外から約30人が参加した。

 JR採銅所駅に集合した一行は、昨年と同じように大粒の雨が降る中、林氏の父親が神主を務めていた近くの古宮八幡神社を見学。続いて林氏が眠る墓に移動しサカキを供えた。

 午後からは同町民センターで林氏の思い出を語り合った。

 幼なじみの柳井秀清さん(88)は、戦時中に林氏の父親が炭鉱から逃げてきた朝鮮半島出身者を神社でかくまっていたことや特高警察から拷問を受けた後に死亡したことについて、「当時、地元の人はその事実をほとんど知らなかった。そんな時代だった」と証言。「つかこうへいと筑豊研究会」代表の池田静子さん(71)=桂川町=は「つかさんは、林氏から何らかの影響を受けているのではないか。そこを調べていきたい」と語り、在日コリアン3世の李征光(イジョンガン)さん(48)=福岡市南区=は、「日韓関係が悪化している今、弔いというより、林さんを起こしたい」と朝鮮半島の伝統楽器、チャンゴを打ち鳴らした。

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