別府温泉届けます 浴槽1杯分、全国販売

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 別府市が出資する団体「ビービズ・リンク」は、45度以上に保った温泉を全国販売するデリバリー事業「別府おんせん おみや」を始めた。別府温泉への旅で体験できる感動を自宅でも味わえる「土産品」として広くPRし、新たな市の魅力として発信していく。

 同市は2017年、熊本地震で復興支援をしてくれた人へ無料で温泉を届ける「別府温泉の恩返し」事業を実施。47都道府県の148カ所に計約90トンを配送した。「ぜいたくな気分になれた」などと評判が良く、配送のノウハウも得たことから、デリバリー事業を始めることにした。

 配送する温泉は、市内の源泉から採取した弱アルカリ性単純温泉(変更する場合もある)。専用タンクで保温、給湯時には45度以上を確保する。湯量は家庭用浴槽1杯分の200~300リットル。基準料金(配送代など込み)は地域によって違い、東京73万4066円、福岡9万6034円など。8月10日から事業を始めた。

 来年1月末まで、別府温泉に来た観光客の中から抽選で100人を選び、200~300リットルを無料で配送するキャンペーンも展開中。入浴中の熟年女将(おかみ)の入浴写真に「お持ち帰りしませんか」のキャッチコピーを添えるなど思わず口元が緩む3種類のポスター計1500枚を作成し、市内の旅館や観光施設などに掲示。現在60件ほどの応募があるという。

 ビービズ・リンクの久保田道猛さんは「別府への旅で味わえるスケールの大きい感動をお届けしたい。家族や知人へのお裾分けもどうぞ」と呼び掛けている。

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