感謝を込める 思いを詰める こども記者 弁当づくりに挑戦

西日本新聞 こども面

 「弁当の日」を知っていますか? 献立決めから、買い物、調理、弁当詰め、片付けまですべて子どもがする日のことです。調理する人や食材の生産者などへの感謝や「自分でやってみよう」という気持ちを育ててもらおうと、全国の学校で広がっている取り組みです。第9期のこども記者5人が弁当づくりに挑戦。弁当にどんな思いを込めたのか紹介します。

【紙面PDF】こども記者 弁当づくりに挑戦

 ●お母さんの大好きばっかり弁当 大分県日田市・大明小6年 飯塚拓人記者

 僕の学校では年3回「自分で作るお弁当の日」がありますが、最初から終わりまで作ったことがありませんでした。今回は僕たち兄弟のためにいつも工夫をしてお弁当を作ってくれているお母さんへ、卒業する前に感謝を込めて、お母さんの大好きなおかずが詰まったお弁当をプレゼントしたいと思いました。そして、僕の成長を見せたいとも思いました。

 卵焼きとから揚げの作り方は、お母さんが仕事に行っている昼間に、こっそりおばあちゃんに教わり練習しました。お弁当作りの前日に材料を下準備し、早起きして作りました。料理は楽しいけれど、お弁当作りがこんなに大変なことに驚きました。

 でもお母さんがとても喜んでくれたので、大変だった気持ちが一気に吹き飛びました。ほんの少しですが、毎日家族のために料理してくれるお母さんやおばあちゃんの気持ちが分かった気がします。

 僕はこの日以降、残りの夏休みの間「朝ごはん係」をしました。

 ●ずっと仲良し弁当 福岡市・多々良小6年 樋口莉香記者

 私が作ったのは、仲良しの友達みんなでワイワイしながら一緒に食べて、絆を強める弁当です。メニューは小さなおにぎり▽サンドイッチ▽から揚げ▽ミニトマト▽ブロッコリー▽ミートボール▽枝豆▽たこさんウインナー▽りんご-です。一口サイズでピックにさし、食べやすいよう工夫しました。おにぎりは、めんたいこのふりかけやわかめをかけたり、のりをまいたりして3種類作りました。

 小学校最後の年。中学生になってもみんなと仲良しでいたい、友達でいたい、と思ってこの弁当を作りました。今度は、友達と計画から後片付けまでみんなでして、今以上に仲良くなりたいです。

 ●3歳のころの祖母の思い出 福岡市・筑紫丘小5年 横山史恩記者

 ぼくがお弁当を作ろうと思ったのは、3歳のころに祖母に作ってもらった「とんかつおにぎり」を入れたかったのと、みんなに食べてもらって「おいしい」と言ってもらえたらうれしいだろうと、思ったからです。

 入れたおかずには、きんぴらごぼうがあります。小さいころから好きなおかずです。デザートは、色が変わるパンケーキ。さいしょは青い色ですが、レモン果汁をかけるとピンク色になるふしぎなパンケーキです。

 みんなに喜んでもらえたし、おいしいと言ってもらえたので、次はもっとなんいどのたかいお弁当を作って、びっくりさせたいです。

 ●夏のお野菜弁当 福岡市・金武小5年 井上珠喜記者

 私がお弁当を作ったときに気を付けたことは二つあります。一つ目は包丁の持ち方です。学校の家庭科で習ったことを思い出しながら、手を切らないようにしました。特に包丁を前から後ろに動かすことに気を付けました。二つ目は、キュウリのおつけ物の味つけです。からすぎないように味見をしながら作りました。

 このお弁当はいそがしいお母さんが笑顔になれるように、お母さんの好きな夏のお野菜をたくさん入れて作りました。

 お弁当を食べてもらったとき、お母さんに「おいしいね」とにこにこして言ってもらえたのでうれしかったです。今度は自分のお弁当も作ってみたいです。

 ●持久力向上、効果あるかな? 長崎県佐世保市・山澄中2年 岩本彩乃記者

 献立は、ご飯▽赤ピーマンと豚肉のいため物▽ひじきと大豆の煮物▽卵焼き▽トマト▽アスパラの豚巻き▽バターコーン▽オレンジ-。私は陸上部で長距離の練習をしているので、持久力向上に効果がありそうなメニューにした。

 作る前は簡単だろうと思っていたので、野菜の切り方などを調べていなかった。しかし、作り始めると一つ一つの味付けや切り方が分からなくてとまどってしまい、完成までに3時間近くかかった。

 学んだのはお母さんの大変さだ。朝の短時間で効率よくお弁当を作るお母さんは本当にすごい。感謝して食べようと思ったし、自信も付いた。また挑戦したい。

PR

こどもタイムズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ