「ノリ養殖期前に安心」 有明海で流木回収

西日本新聞 筑後版

 大雨のため河川から有明海に流れ出た流木やごみの一斉回収があった3日、柳川市など筑後地区4市沖には、福岡有明海漁連(柳川市)所属の漁船約170隻が集まり、漁業者約510人が作業に汗を流した。

 この海域ではノリ網を張る支柱立ての開始が1日から5日に延期されたが、漁連によると、来月以降の種網の張り込みなど今後の日程に影響はないという。

 組合員3人と同乗し回収に参加した浜武漁協(柳川市南浜武)の松本隆憲組合長は「2017年の九州豪雨後と比べれば流木は少なかった。ノリ養殖のシーズンを前に安全、安心を確保することができてほっとした」と話した。

 この日は有明海沿岸の漁港でも、岸壁に打ち上げられた流木などの撤去や清掃が行われた。採貝漁師の椛島洋さん(46)=柳川市吉原=は「今回の大雨の後、アサリは2割ほどが死んだ。真水が入って弱るとともに、土砂の堆積で窒息した」と嘆く。漁師の平野新治さん(48)=同市南浜武=は「国などは、河川の上流域である程度流出を食い止める方策を考えてほしい」と話した。

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