誰がどんな目的で?博多駅屋上に謎のオブジェ 「かわいいけど…」SNSに投稿相次ぐ

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 「JR博多駅屋上に、かわいいけど謎のオブジェがある」-。そんな投稿がツイッターで多く見つかった。謎って何? 誰がどんな目的で作ったの?? かわいいというだけでも興味がそそられる上に、いろんな疑問が湧いてきた。確かめるため、現場へ向かった。

 福岡市博多区のJR博多駅の屋上にある「つばめの杜(もり)ひろば」。地上約50メートル、約2000平方メートルの屋上には、駄菓子屋や広場があり、子どもたちが乗れるミニ電車も走っている。奥にある鳥居をくぐると、参道の先に旅の安全を願う鉄道神社が見えた。さらに先へ進むと、神社の前に何やら小さくて、かわいらしくて、ちょっぴり不思議なブロンズ像が見えてきた。

 一列に並んだ裸の童子7人がロープの輪っかの中に入り、九州の地図を模したような形の上を笑顔で駆け回っている。高さは身長158センチの記者の膝ほど。しゃがんで見ると、にんまりとした笑顔と今にも動きだしそうな躍動感に、思わず「かわいい」と声が出た。周りには白い砂利が敷き詰められている。近くを見回してみたが、タイトルや説明文はない。これだけでは童子たちが何なのか見当がつかず、確かに「謎」だ。

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 「九州の地図の上で童子が電車ごっこをしているんです」。像の企画に携わったJR九州事業開発本部開発部の古庄健太郎さん(47)は説明する。タイトルは「縁結び七福童子」。作者が、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」を制作した彫刻家の籔内佐斗司さんと聞き、合点がいった。

 「せんとくん」は、鹿の角が生えた、にんまり笑った童子。博多駅屋上の童子とどことなく似た雰囲気を感じる。白い砂利は海を表しており、童子らの電車ごっこは九州7県がつながるイメージを表現しているという。「童子全員の頭をなでると御利益があるかも」と古庄さん。

 「九州」「鉄道」「子ども」「遊び心」をキーワードに、制作に2年間をかけたという。2011年、JR博多シティのオープンに合わせて初お目見えした。

 実はこの「縁結び七福童子」、博多駅にもう一体あるという。博多に住んで2年になるが知らなかった-。しばらく探してみると、確かにあった。ヒントは駅前広場の大屋根の柱。探し当てれば御利益があるかも!?

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