自衛隊が挑む「もう一つのW杯」 10カ国対抗防衛ラグビー、前回の雪辱を期す

西日本新聞

 今月、日本で初めて開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に先立ち、各国の軍人らによるもう一つのラグビー大会「第3回国際防衛ラグビー競技会」が9~23日、千葉県などで開かれる。日本からは陸海空の自衛隊の選抜チームが参加、選手34人のうち8人は九州出身者だ。国の威信を懸けて戦い、W杯の機運を盛り上げようと、自衛官たちは初戦突破を目指す。

 このラグビー競技会は2011年から防衛交流を目的に、W杯と同じ年にW杯開催国で開かれている。今回はニュージーランド、オーストラリア、韓国など計10カ国の約400人が日本に集い、トーナメント方式で競い合う。

 自衛隊は、フィジーが優勝した前回の15年大会が初参加だったが、予選リーグで敗退した。

 雪辱を期す今回は、陸海空の隊員83人で昨秋から合宿を繰り返してレベル向上を図り、メンバーも絞り込んだ。その多くは、国内トップリーグの下部リーグに参戦している陸自習志野駐屯地(千葉県船橋市)、陸自船岡駐屯地(宮城県柴田町)のラグビー部員。中には、東日本大震災や北海道地震、国連平和維持活動(PKO)に派遣された経験のある隊員もいる。

 ラグビー元日本代表の松尾勝博ヘッドコーチは、「チームの強みは規律を重んじる姿勢。反則を少なくし、相手の隙を突いて勝機を見いだしたい」。九州出身の8人はいずれも習志野駐屯地所属で、前回大会にも出場した高山直輝選手(35)=福岡出身=は「合宿で厳しい練習を重ねてきた。低いタックルを心がけ、前回より成果を出したい」と意気込んでいる。

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