アンプティサッカー、佐賀市の中3、松田君が初スタメン 大人相手に守備で奮闘

西日本新聞

 片腕や片脚を失った人がつえを使ってプレーする「アンプティサッカー」の全国大会「第2回レオピン杯コパ・アンプティ」が9、10両日、大阪府内であり、九州出身者や在住者でつくる「FC九州バイラオール」の一員として、佐賀市の鍋島中3年、松田隆洋君(14)が出場した。チームは決勝で敗れて準優勝。目標の2連覇は逃したが、松田君は加入後初の先発出場を果たし、大人を相手に守備で健闘した。

 競技は片脚のない6人がフィールドプレーヤー、片腕のない人がゴールキーパーを務める7人制。

 九州には福岡県など各地の7人が所属し、松田君はチーム最年少で唯一の佐賀県在住者だ。

 3年前に交通事故で右脚の膝から下を切断したが、事故前は水泳や合気道、事故後も義足を使って陸上に取り組んでいる。昨年5月、アンプティを知った家族の勧めで九州の練習に参加すると「連係してボールを奪い、協力するプレーが楽しい」と魅力にはまった。練習を積み、義足をつけるよりもつえを使う方が上手にボールを蹴られるようになった。

 大会には全国の6チームが出場。FC九州バイラオールは病欠が重なり、数的には不利な1人少ない6選手で戦った。それでも初戦となった2回戦で神奈川県のチームに2-1で勝利。決勝では強豪の川崎市のチームに1-4で敗れたが、松田君をはじめ選手たちは最後までポールを懸命に追った。

 「初めてフル出場し、チームの一員になれたと実感した。ボールへの反応や走力など、自分が劣っている部分も分かった」と松田君。「練習して、次こそは優勝を目指す」と誓った。(三重野諭)

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