宮崎いのちの電話、10日夜開始 相談員に56人

西日本新聞

相談員を代表して男性相談員(左)に、認定証を渡すNPO法人「宮崎いのちの電話」理事長の池ノ上克宮崎大学長 拡大

相談員を代表して男性相談員(左)に、認定証を渡すNPO法人「宮崎いのちの電話」理事長の池ノ上克宮崎大学長

 さまざまな悩みや苦しみを抱える人の聞き手となって自殺防止に取り組む「いのちの電話」が九州で唯一なかった宮崎県で「世界自殺予防デー」の10日夜から、NPO法人「宮崎いのちの電話」(理事長・池ノ上克=つよむ=宮崎大学長)が相談窓口を開設する。

 同県によると、2018年の県内自殺者数は前年比5人増の204人。人口10万人当たりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は19・0人。全国7番目の高さで九州ではワースト。自殺者はピークだった07年の394人からほぼ半減しているが、自殺死亡率は全国平均より高いという。

 開設を前に昨年10月、医療や弁護士、保健福祉など16団体が同法人を設立し、相談員を公募。志望者に今年1月から精神科医や臨床心理士などが講義を実施した。8日には、20~70代の男女56人の相談員が誕生。相談員の職種は、公務員や会社員、主婦、医療関係者などさまざま。50代の主婦は「少しでも誰かの力になれたら」と抱負を話した。

 法人には、地銀や病院、企業など地元の約120団体が賛助会員として活動を支援。相談員の交通費の一部を支給する。通常、相談員は無報酬で、交通費などは自己負担が原則。法人は、相談員の高齢化や人員の不足の対策から、賛助会員を求め、支援を受ける全国でも珍しいシステムを採用した。相談の電話番号=0570(783)556。相談時間は当面、午後9時~翌日午前4時。

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