【動画あり】振り袖を着られなかったあなたへ 着付けと写真をプレゼント 養護施設出身者ら対象に

西日本新聞 古長 寛人

 経済的な理由から、成人式で振り袖や羽織はかまを着ることができなかった児童養護施設の若者などに、着付けと記念写真をプレゼントする「ACHA Project(アチャ・プロジェクト)」が9日、福岡市で九州初の撮影会を開いた。ヘアメイクや撮影の専門家がボランティアで協力、夢を届けた。

 福岡市中央区の警固神社。梅の花があしらわれたピンクの鮮やかな振り袖で着飾った川村香さん(21)が少しはにかみながら、ポーズを取った。高校時代は家庭の事情で、里親のもとで暮らした。昨年の成人式には参加したが、金銭的な余裕がなく、スーツだった。現在は携帯電話店で働く川村さん。「いつか着たいと思っていた。お母さんに見てもらいたい」とほほ笑んだ。

 プロジェクトを主宰するのは、自身も児童養護施設で育った山本昌子さん(26)=東京。山本さんは両親の離婚をきっかけに、生後4カ月で乳児院へ。母親の顔を知らないまま、18歳まで施設で暮らした。施設を離れ、保育士を目指して専門学校に進学したが、自立への不安が募り、悩むようになった。特に、成人式で振り袖を着られなかった時、強い孤独感を感じたという。
 

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