秘色の鍋島青磁60点 今右衛門古陶磁美術館で特別展 有田町

西日本新聞 佐賀版

「Celadon秘色の世界に魅せられて」の展示品を手に取る十四代今泉今右衛門さん。皿の中の右側の壷の中だけに青磁釉がかけられている 拡大

「Celadon秘色の世界に魅せられて」の展示品を手に取る十四代今泉今右衛門さん。皿の中の右側の壷の中だけに青磁釉がかけられている

 今右衛門古陶磁美術館(有田町赤絵町)の秋の特別企画展「Celadon 秘色の世界に魅せられて」が12日に開幕する。同館が所蔵する鍋島青磁の名品60点を紹介する。11日に内覧会があり、館長を務める十四代今泉今右衛門さんは「鍋島焼の感性のすごさを感じてほしい」と話した。

 宝石の「玉」を模したとも言われる青磁は作品全体が緑がかった青色をしているのが一般的。しかし、17世紀後半から18世紀初頭にかけて鍋島藩窯で焼かれた青磁は釉薬(ゆうやく)を素地の一部だけに使う「掛け分け」をし、従来とは違った釉薬の使用法が特徴だ。中国、韓国では見られず、国内でもほとんどない。縁や絵の色づけなどに使われているが、筆で描くのは難しく当時の技法は解明されていない。

 会期は12月22日まで。観覧料は一般500円、高校生以下無料。11月22日午前11時と午後2時から今右衛門さんのギャラリートークがある。 (古賀英毅)

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