思い出のムクノキ倒れる 朝倉・竜泉寺

西日本新聞 ふくおか都市圏版

倒れた朝倉市の「竜泉寺のムクノキ」 拡大

倒れた朝倉市の「竜泉寺のムクノキ」

 朝倉市の保存樹木に指定され、長年地域に親しまれてきた同市甘木の「竜泉寺のムクノキ」が根元から倒れ、住民から惜しむ声が上がっている。長雨の影響で地盤が緩み、樹木本体の重みに耐えきれなかったとみられる。

 市によると、ムクノキは高さ16・5メートル、幹回り5・4メートルで、1994年に保存樹木に指定された。木を管理してきた本町区によると、秋雨前線の影響で大雨が降った8月29日未明に倒れたという。

 ムクノキのそばには、かつて冷水がわき出る池もあり、子どもたちの遊び場だった。60代の男性は「おやつ代わりに木の実を食べた。木に登っておやじに怒られたこともあったな」と懐かしむ。同区は周辺の立ち入りを禁止し、今後の対応策を検討する。徳田重美区会長は「木は地域のシンボルで、思い入れがある。一部でも良いので保存できる手だてを考えたい」。市都市計画課も「歴史ある名木なので、行政としても保存に向けた支援を考えたい」としている。 (横山太郎)

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