ハリマヤシューズ展示 和水町のミュージアム、金栗のマラソン足袋が原点 

西日本新聞 熊本版 宮上 良二

 「日本マラソンの父」と呼ばれる金栗(かなくり)四三(1891~1983)の功績を遺品や映像などで紹介する和水町大田黒の「金栗四三ミュージアム」に、金栗のマラソン足袋を原点とする「ハリマヤシューズ」が新たに登場した。開館期間の来年1月13日まで展示する。

 金栗は日本人初の五輪選手としてストックホルム大会に出場した当時から「播磨屋(はりまや)足袋店」のマラソン足袋を愛用した。大会後、同店の初代が金栗の提案を受け、ゴム底にするなどの改良を加え完成させたのが「金栗足袋」。2代目はこれをランニングシューズとして発展させ、社名も「ハリマヤ運動用品」に改めた。

 展示しているのは、ハリマヤのマラソン用やスパイクのシューズ6点。30年前、ハリマヤが経営多角化の失敗で倒産した時、技術を後世に残そうとハリマヤシューズを収集したオーダーメードのインソール(靴の中敷き)専門店「オリンピアサンワーズ」の店主、川見充子さんから借り受けた。

 北川雅和館長(53)は「ハリマヤシューズは微妙な曲線が日本人の足にフィットする。金栗の時代から引き継がれた優れた技術を感じてほしい」と話す。

 入場料は高校生以上600円、小中学生300円。同館=0968(34)4300。 (宮上良二)

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