櫛田神社で西鉄ライオンズ展 黄金期の資料100点以上展示

西日本新聞 ふくおか都市圏版 日高 三朗

会場には公式戦PRポスターなど貴重な資料が展示されている 拡大

会場には公式戦PRポスターなど貴重な資料が展示されている

初優勝の翌年に発刊された専門雑誌「ベースボールライオンズ」

 プロ野球はリーグ優勝争いが大詰めに入った。かつて福岡市の平和台球場を本拠地に日本シリーズ3連覇を果たし、黄金時代を築いた西鉄ライオンズ(西武ライオンズの前身)の雄姿を振り返る企画展が、同市博多区上川端町の櫛田神社・博多歴史館で開かれている。12月1日まで。

 野武士軍団と呼ばれた西鉄は、同神社で必勝祈願するのを恒例とし、2月1日スタートの島原キャンプに臨んだ。節分祭(同3日)には主力が神社にとんぼ返りし、豆まきするなど縁が深かった。こうした縁や福岡ソフトバンクホークスが西武ライオンズとマッチレースを展開していることから企画展を開催した。

 県内在住の収集家や平和台球場の場内アナウンスを担当していた今泉京子さんの協力を得て100点以上を展示。5点ある公式戦PRポスターは、ライオンズ関連の企画展では初公開になるという。中西太選手や豊田泰光選手、仰木彬選手ら強打でチームを引っ張った主力が登場する。

 歴史の節目を伝える地元マスコミのものとみられる生原稿も展示。前身の西鉄クリッパース誕生(1949年)の翌年の原稿は「初船出」と題され「快速船の船出は満艦飾(まんかんしょく)(軍艦を旗で豪華に飾り立てるの意)のはなばなしいものだった」。翌年の西鉄ライオンズ創設は2リーグ分裂の球史にふれつつ「“ライオンズ”に生まれ変わり、今日の基礎をがっちりと固めた」と記されている。

 他にも、リーグ初優勝を機に翌55年に福岡で創刊された専門雑誌「ベースボールライオンズ」、バッジ化されたチームロゴを地域ごとに分けて作り販売した少年野球帽といった貴重な資料もある。

 同神社広報の権祢宜(ねぎ)高山定史さん(42)は「西鉄を知らない人も増えている。ホークスの前に全盛期を築いた西鉄と福博の歴史に多くの人が触れてほしい」と話している。 (日高三朗)

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