鹿児島県 総合体育館整備地 県有地2カ所を検討 12月議会で表明へ

西日本新聞 上野 和重

 現在開会中の鹿児島県議会で、鹿児島市のJR鹿児島中央駅西口での新総合体育館整備方針を撤回した三反園訓知事は13日、新たな整備候補地を同市内の二つの県有地を対象として検討し、12月議会をめどに示す方針を示した。同日の県議会代表質問で、自民党の大久保博文氏に答えた。

 候補地は、同市谷山地区の農業試験場跡(未利用区画約5万5千平方メートル)と県庁東側の土地(約8200平方メートル)の2カ所。大久保氏は「突然の方針転換で振り出しに戻った。早期整備に向けスピード感を持った取り組みを要請する」と求めた。

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 県が候補地として挙げる農業試験場跡と県庁東側の土地は、既に中央駅西口とともに検討された。その結果、県は経済性、利便性から西口を最適地とした選んだ経緯がある。

 農業試験場跡には特別支援学校が建設される予定で、市内中心部からのアクセスが良いとは言えない。一方、県庁東側の土地は手狭で、隣接する民有地の土地取得が必要とみられる。県は「どちらかに優劣をつけた上で、必要があれば、そういった形(購入)になる」と認める。

 県が設置し提言を受けた「大規模スポーツ施設の在り方検討委員会」は、新体育館の整備には利用しやすいアクセスの環境整備を求めており、県庁東側が有力とみられる。ただ、東側はかつて隣接地の南日本放送(MBC)が所有するグラウンド(約3万7千平方メートル)を候補地とし、MBCも譲渡を決定。ところが、県が一方的に撤回した経緯がある。

 “先祖返り”の感がある候補地の選定。三反園知事は「県民の理解が得られる場所に整備する」と話すが、検討過程の透明化は不可欠だ。(上野和重)

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