『加藤清正と忠廣』 福田正秀 著 (ブイツーソリューション/星雲社・3240円)

西日本新聞 くらし面

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『加藤清正と忠廣』福田正秀 著(ブイツーソリューション/星雲社・3240円

 肥後54万石の大領を得ながら、清正、忠廣のわずか2代で改易となった加藤家。清正が豊臣恩顧の有力大名だったため、徳川幕府の安定を図るために取りつぶされたとの謀略説がしばしば語られる。熊本城顕彰会理事の著者は従来見すごされがちだった忠廣時代を含め、史料を再検討。通説や俗説をことごとく否定し、むしろ加藤家は清正、忠廣代を通して将軍家に大切にされたと強調する。清正が築いた熊本城も豊臣防衛の城との通説を否定。改易後の加藤家の様子も丹念に追跡している。

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