西望平和賞に馬場さん(デザイン部門) 県美術展開幕

西日本新聞 長崎・佐世保版 華山 哲幸

西望平和賞・県知事賞(デザイン部門)「SOS」馬場美保子さん 拡大

西望平和賞・県知事賞(デザイン部門)「SOS」馬場美保子さん

野口彌太郎賞「夕暮」髙橋ひかりさん 県知事賞(日本画部門)「東山手」石田貴子さん 県知事賞(洋画部門)「はまゆう」小金丸道子さん 県知事賞(書部門)「藍」杉島幸子さん 県知事賞(写真部門)「主の貌」橋本洋二さん 県知事賞(工芸部門)「草彫壺」長山陽一さん 県知事賞(彫刻部門)「それでも生きるべく」東栞名さん

 第64回県美術展覧会(県など主催、西日本新聞社など後援)の入賞・入選者が発表され、最高賞の西望平和賞にデザイン部門の馬場美保子さん(63)=南島原市=の作品「SOS」が選ばれた。展覧会は15日に長崎市出島町の県美術館で開幕する。

 日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザイン-の7部門があり、部門ごとに最も優れた作品に贈られる県知事賞を選定。その中から、部門を超えたトップとして西望平和賞を決める。デザイン部門の作品が最高賞となるのは8年ぶり。今回は計1444点が出品され、132点が入賞、612点が入選した。

 馬場さんの「SOS」は、壊れた赤ちゃんの人形が横たわっている様子をモノクロで描いた。児童虐待の背景に潜む母親の苦悩を表現した。審査員は「不気味な表現に切羽詰まった心情が込められている。育児に悩み孤立した母親を救いたいとの意図が伝わってくる」と講評した。

 新人育成を目的に、洋画部門の40歳未満の入賞者から選ぶ「野口彌太郎賞」は、佐世保東翔高3年の高橋ひかりさん(18)=佐世保市=の「夕暮」に決まった。放課後の教室から窓の外を見つめる学生を「濁りのない色彩で描いた」点が評価された。

 西日本新聞社賞は書部門で佐藤浩子さん(59)=大村市=の「椿」、写真部門で下釜純子さん(64)=諫早市=の「家路」、デザイン部門で中村真雨さん(16)=大村市=の「見えない暴力」が選ばれた。 (華山哲幸)

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