PTAを考える(2) PTAフォーラム詳報<下>しがらみ 「私物化」疑う実情報告 (3ページ目)

「嫌なことはせず、声を上げよう」 PTA問題で著書 岩竹美加子さんに聞く

 PTAとどう向き合っていけばいいのか。PTAの歴史や組織の現状について研究した「PTAという国家装置」(青弓社)の著者で、フォーラムで講師を務めたフィンランドのヘルシンキ大非常勤教授、岩竹美加子さんに聞いた。(聞き手は金沢皓介)

 -日本のPTAをどう見ているか。

 「行政とは独立した組織のはずなのに、言いなりになり、教育委員会とべったりになっている。これは大きな問題だ。親を苦しめ、子どもも苦しめる、誰の何のための組織なのか。行政にものを言い、歯止めをかける組織であるべきだ」

 「フィンランドにも親の組織はあるが行政はまったくタッチしない。関心のある親が集まって活動する。必要があれば、親がきちんと学校側に要求する。日本とは方向性が全く逆だ」

 -どう変えていけばいいか。

 「もっと社会問題としてPTAを考える必要がある。一人一人の親がきちんと主張し、その数が増えれば、今のままではやっていけなくなる。今回のPTAフォーラムのようにネットワークをつくり、みんなを巻き込んでいくのは素晴らしいアイデアだ」

 -PTAで悩んでいる人にどんな声を掛けたいか。

 「『子どものため』はうそ。何が子どものためになるかは、その子どもにしか分からない。他人が何を言おうと、嫌なことはしないでいいし、おかしいと思うことはおかしいとはっきり言うべきだ。自分らしく生きることが大切だ」

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