稲の害虫“トビイロウンカ”急増警報 県「薬剤散布を」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 岩谷 瞬

トビイロウンカにより枯れた稲(県提供) 拡大

トビイロウンカにより枯れた稲(県提供)

 稲の水分や養分を吸い上げる害虫「トビイロウンカ」が県内で急増しているとして、県は警報を発表した。国東市では被害が出ており、発生率は大被害が出た2013年をすでに上回った。県は各農家に薬剤散布の徹底を呼びかけている。

 警報は11日付。県によると、トビイロウンカは体長約5ミリで梅雨時に中国から飛来。稲の根元に住み着き、茎から水分や栄養分を吸い取る。雨が少なく、気温が高いと増殖するという。

 県が6~9日に水田40カ所を調べたところ、35カ所で姿が確認された。発生率は87・5%と平年同期比(40%)の倍以上。被害額が約16億4千万円に上った13年の発生率(65・4%)よりも高く、特に繁殖力の高い短翅型の雌が多いという。大分以外では、宮崎、熊本、福岡、愛媛の各県が警報を出しているという。

 県農林水産研究指導センターは13年に匹敵する被害も想定されるとした上で、「根元までしっかり農薬を散布することが重要。被害の兆候が出たら、枯れる前に早めの収穫も検討してほしい」としている。 (岩谷瞬)

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