「日本一」計画が始動 躍進する浮羽究真館高ラグビー部

西日本新聞 筑後版 糸山 信

 全国屈指のレベルを誇る福岡県の高校ラグビー界で、県立浮羽究真館高(うきは市吉井町生葉)が躍進を続けている。同校ラグビー部は今年県ベスト4入りを2回達成しており、この夏には地域を挙げて同部を支援する団体「日本一プロジェクト」(世話人代表=姫野大助・浮羽ヤングラガーズ会長)が始動した。

 ラグビー部は創部50年を迎えた2015年、OBの吉瀬晋太郎さん(34)が監督に就任。当初は部員10人でユニホームもない弱小クラブだったが、監督は「10年後に(全国大会の)花園で日本一」を掲げて強化に取り組んできた。

 試合開始前、全選手からタックルを受けてフィールドに送り出すなど、監督の熱血指導によってチーム力は着実に向上。17年には県内に加えて大分県からも生徒が入学できるようになるなど受け入れ態勢の見直しも後押しとなり、現在は部員数50人。1月の新人戦と6月の県大会で連続してベスト4入りを果たした。

 一方、県大会準決勝で対戦した東福岡に0-113で敗れるなど、チームは立ちはだかる巨大な“壁”を体験。遠征費や遠方から入学する生徒の寄宿舎の整備などさらなる課題も浮き彫りになり、同窓会を中心に支援態勢の強化を目的にした「日本一プロジェクト」の準備が進められた。

 8月31日夜には、プロジェクトの門出を宣言する「キックオフパーティー」があり、約250人が出席。同部は高齢者施設の慰問や豪雨被災地でのボランティアなど地域貢献にも力を入れていることから、賛同する住民の姿も多く見られた。吉瀬監督は「ラグビー部の活躍はうきは市の活力にもなる。必ず日本一になって地域に恩返しをします」と、今後の飛躍を誓った。 (糸山信)

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