観戦来日客のお土産に 手拭いや扇子…「山笠」「どんたく」の縁起物

西日本新聞 ふくおか都市圏版 日高 三朗

手拭いや扇子を集めた博多のごりょんさんたち。両隣はホテル関係者 拡大

手拭いや扇子を集めた博多のごりょんさんたち。両隣はホテル関係者

 20日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を前に、博多祇園山笠を支えるごりょんさん(奥さん)の有志が、世界中から訪れる観光客を博多の文化で“おもてなし”しようと意気込んでいる。博多と言えば「山笠」「どんたく」で、欠かせないのが祭りで使われる手拭(てのご)いや扇子。福岡市博多区須崎町のホテルエクレール博多の協力を得て“博多グッズ”を観光客に配る企画を進めている。

 アイデアを出したのは、夫が中洲流(ながれ)の総務を務めた徳安和美さん(67)。W杯の日本開催が決まった時、「博多らしいおもてなしをしたい」と考えた。自宅には縁起物として贈られた扇子や手拭いが大事に取ってあった。年月がたつとたまっていくが、ほとんどが手つかずのまま。「お土産で持ち帰るのにちょうどいい大きさ。外国人に喜ばれるっちゃないかな」と直感したという。

 今月10日ごろ、付き合いのあった同ホテル支配人の永安重喜さん(47)に相談。ホテルに泊まった外国人観光客らに配ることにした。「博多ごりょんさん・女性の会」の副会長でもある徳安さんは急きょ会員にも声を掛け、自宅に眠る手拭いや扇子各100本以上を届けた。櫛田神社の福寄せ、お汐井てぼなど、博多ならではの縁起物も集まった。

 同会の西川ともゑ会長(72)は「縁起物をもらったら買いたいという人が出てくるはず。その時は川端商店街を紹介したらよかよ」と波及効果も期待する。ホテルが窓口となり、市民にも呼び掛けて未使用の縁起物を集めることも決定。W杯が始まれば押し寄せるであろう外国人観光客への対応も万全だ。

 徳安さんは博多の森球技場で10月12日にあるアイルランド-サモア戦を観戦する。「観客にも配ってW杯を盛り上げたい。日本協会の会長は地元の森重隆さん。しっかり応援せんといかんよね」。ごりょんさんたちのおもてなしの心が、W杯の機運をさらに高めそうだ。 (日高三朗)

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