【動画あり】黄金の茶室で伝統工芸PR 提灯、和紙、仏壇手法…てんこ盛り 21日、祭りでお披露目 八女の仏具店経営者ら

西日本新聞 丹村 智子

コンテナの「黄金の茶室」を企画した緒方さん(中央)ら=19日、福岡県八女市 拡大

コンテナの「黄金の茶室」を企画した緒方さん(中央)ら=19日、福岡県八女市

輸送コンテナを改造し、明かり取りの窓や、エアコンも設置した 輸送コンテナの中に作られた狭い入口を開けると、石畳の展示スペースがあり、奥には黄金茶室がある 黄金の茶室の入り口。仏壇の装飾金具や金箔押しの壁、漆塗りの床が美しい

 福岡県八女市の仏具店経営者らが「黄金色に輝く茶室」を製作した。コンテナを改造し、漆塗りや金箔(きんぱく)押しなど八女の伝統工芸で飾った豪華さで、市中心部の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」で21、22日にお披露目する。伝統工芸の市場縮小や後継者不足の危機感から、技術の高さと魅力を広く知ってもらい、新たな需要を開拓するのが狙いだ。

 コンテナは縦横2・5メートル、奥行き6メートルでトラックに積み移動できる。入ってすぐの展示室は壁が和紙、床は石灯籠の技術を使った石畳。奥の茶室は壁に金箔を施し、床は畳ではなく高級仏壇の手法を生かした漆塗りで仕上げた。当日は提灯(ちょうちん)や竹細工、蒔絵(まきえ)、銅板アートなど八女の技術で彩る。

 発案者は仏具店の緒方大輔さん(40)と設計・建築業の中島一嘉さん(50)、木工加工業の井上裕樹さん(42)。八女は国指定伝統的工芸品の八女福島仏壇や八女提灯などを伝承しているが売上低迷や職人の高齢化が課題だ。「伝統は形を変えてでも残さなくては」と4月に意見がまとまった。

 20人余の職人が携わり、費用は3人で賄った。中島さんは「未来への投資。若者の関心を呼べればいい」と期待する。今後は新茶、久留米絣(がすり)の発表会への貸し出しなどを考えている。(丹村智子)

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