地元の甘酒使い洋菓子 「いいづか養生研究会」販売

西日本新聞 筑豊版 福田 直正

 飯塚市の酒店や農家でつくる「いいづか養生研究会」が、同市の洋菓子店「パティスリー エスポワール」と地元の米を使った甘酒で「あまざけブッセ」を開発し、販売を始めた。甘酒の風味を生かし、甘くて優しい香りが楽しめるのが特徴で、じわじわと人気が広がっているという。

 研究会の発起人は、倉重酒店(同市伊川)店主の倉重成崇さん(25)。飯塚の「食」の魅力を発信して地産地消を進めようと、伊川、八木山両地区の米農家の知人に呼び掛けて活動を始めた。

 研究会は昨年10月、第1弾として「養生甘酒あまざけたろう」を発売。伊川、八木山両地区で栽培された米を使い、久留米市の酒造会社に製造してもらった甘酒は、ノンアルコールですっきりとした味わい。甘酒が苦手な人でも飲みやすいと好評で、これまでに2600本以上を販売した。

 第2弾のために倉重さんたちが協力を打診したのが、エスポワールのオーナーシェフ深見広伸さん(36)。「くせのない風味の『あまざけたろう』をどう引き立てるか」。甘酒を使った洋菓子開発を依頼された深見さんは、クッキーやマドレーヌなど試行錯誤を繰り返す中で、加熱を避けて甘酒の風味を残そうと、クリームに直接混ぜてブッセを作ることにしたという。

 「あまざけブッセ」は、挟んでいるバタークリームに甘酒をそのまま混ぜており、つぶつぶの食感も楽しめる。プレーンタイプのほか、チョコレートときな粉味もあり現在、倉重酒店とエスポワールで取り扱っている。

 倉重さんは「『甘酒の風味があっておいしい』とリピーターも増えている」と手応えを語り、「『飯塚と言えばこれ』と言われるようなものをつくっていきたい」と意気込んでいる。

 甘酒(720ミリリットル)は875円、ブッセは1個150円(それぞれ税込)。問い合わせは倉重酒店=0948(52)5550。 (福田直正)

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