水俣に祈りの光 「火のまつり」

西日本新聞 社会面 村田 直隆

「火のまつり」で水俣病犠牲者の鎮魂と地域の再生を願い、祭壇に手を合わせる参列者=21日午後6時50分ごろ、熊本県水俣市 拡大

「火のまつり」で水俣病犠牲者の鎮魂と地域の再生を願い、祭壇に手を合わせる参列者=21日午後6時50分ごろ、熊本県水俣市

 水俣病で犠牲になった全ての命に祈りをささげる「火のまつり」(実行委員会主催)が21日夜、熊本県水俣市の国立水俣病情報センターで開かれた。台風17号接近に伴い、屋外から会場を移し、多くの患者遺族や市民が地域再生を願った。

 「里」「海」「山」「患者遺族」を象徴する4本のたいまつの火を、地域の絆を示す一つの大たいまつに「もやいの火」として移す恒例行事。この日は安全のために代用した発光ダイオード(LED)のライトが、暗がりをほのかに照らし、会場は厳かな雰囲気に包まれた。

 吉永理巳子実行委員長(68)は「水俣病で亡くなった祖父は漁師だった。水俣湾には漁師の悲しみも埋まっている。みんなで祈りをささげましょう」と呼び掛けた。 (村田直隆)

熊本県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ