生活に影響大きく 自主避難、欠航、運休…

西日本新聞 長崎・佐世保版 華山 哲幸

 台風17号が九州北部に接近した22日、県内では昼ごろから暴風域に入り、交通機関が大きく乱れるなど各地に影響を及ぼした。

 気象庁の観測地点である野母崎(長崎市)では、午後2時40分ごろに最大瞬間風速35メートルを観測。午後3時時点、20市町の計約千人が自主避難した。海上の航路は、長崎-五島、佐世保-上五島などが欠航。航空路線では、長崎空港と離島を結ぶ便が終日運航を取りやめ、関東、関西方面の便も昼以降は欠航した。

 鉄道も混乱し、松浦鉄道は終日全線運休。JR九州と島原鉄道も午後以降、多数の列車を運休した。

 JR長崎駅では、改札前に運休を知らせる案内板が設置された。電車に間に合うよう仕事を早退して駅に駆けつけた諫早市の会社員男性(42)は「あやうく家に帰れなくなるところだった」と安堵(あんど)の表情。一方、乗り遅れた佐世保市の50代女性は「どうやって帰ろうか…」と頭を抱えた。

 また九州電力長崎支社によると、同日夕時点で、県内では長崎市など2360戸が停電したという。

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 台風の影響で、この日に開催が予定されていたイベントの中止や延期も相次いだ。長崎市茂里町の長崎ブリックホールでの「第30回ハンドベルフェスタin長崎」や、同市八幡町の八幡町公民館での「くんち料理会」は延期された。

 10月7日に開幕する「長崎くんち」の準備が進む長崎市の諏訪神社では、境内で桟敷席の設営作業が進められているが、台風接近により22日は中断された。(華山哲幸)

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