数千戸、夜まで停電 対馬市では断水も

西日本新聞 長崎・佐世保版 坪井 映里香 山本 敦文 平江 望 真弓 一夫

 県内は23日、台風17号の強風や大雨による被害の復旧作業が続いた。同日午後6時現在で約4010戸が停電しており、商店の営業などに支障が出た。列車の運休や道路の通行止めも相次いだ。

 九州電力によると、停電は22日午後10時のピーク時で7万6650戸に上り、最も多い諫早市で復旧に時間がかかった。

 東彼杵町役場は22日午後7時半すぎから23日午前11時まで停電し、岡田伊一郎町長や職員が懐中電灯を手に対応に追われた。非常電源を備えていなかった。23日午前2時すぎには電話交換機もダウンし、約6時間にわたって通話できなくなった。職員は「千葉県のように停電が長引けばどうなるかと思った」と話した。

 対馬市厳原町佐須地区では、大雨が原因とみられる水道管の破裂で22日から断水。288世帯、約700人の給水支援に陸上自衛隊が派遣された。

 JR大村線は川棚-彼杵で線路下の土砂が流出したため、早岐-竹松の運転を当分見合わせる。24日はバスで代行輸送する。停電の影響で、長崎線の一部は運転本数を減らし、島原鉄道も一部区間の運転を見合わせた。

 大村市の中央商店街では開閉式アーケードの一部が強風で落下した。縦約5メートル、横約4メートルのプラスチック製で、近くの男性商店主は「早く片付けたいが、鉄骨を含んでいるので重くて動かせない」と困っていた。

 対馬市豊玉町では折れたスギ2本が国道382号をふさぎ、通行できなくなった。市内では16カ所が通行止め。島原市の島原城の堀端にある桜並木では、1本の幹が根本から2メートルほどのところで折れた。

 県災害警戒本部によると台風に伴うけが人は3人。雲仙市1人、諫早市2人でいずれも軽傷だった。(坪井映里香、山本敦文、平江望、真弓一夫)

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