新潟訪れ水俣病学ぶ 水俣市、児童らが成果報告

西日本新聞 熊本版 村田 直隆

 8月に新潟を訪れ、新潟水俣病への理解を深めた水俣市の小学生12人が23日、同市立水俣病資料館で学習成果を発表した。現地の児童とも交流し、自ら見聞きした患者の体験談や支援者らの思いに、来場者は耳を傾けた。

 水俣病発生地域間の交流事業(新潟県主催)として2006~08年、水俣と新潟の小学生が互いの地域で水俣病を学習。その後も新潟の児童は水俣訪問を続けているが、今回11年ぶりに水俣市が「病気への正しい知識をつけることで、差別、偏見のない社会につなげよう」と再開した。

 水俣第一小と久木野小の5、6年生が、8月25~27日の日程で参加。「環境と人間のふれあい館」(新潟水俣病資料館)や、阿賀野川上流にある原因企業、昭和電工工場跡地周辺を見学したほか、新潟水俣病の患者から発症当時の体の変化や患者を取り巻く環境などについて話を聞いた。

 水俣第一小5年の古川すみれさん(10)は、今でも差別、偏見が残っていることを学んだといい「私も一人でも多くの人に水俣病についてを伝えていこうと思う」と話した。(村田直隆)

熊本県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ