ただの丸天じゃない! 福岡・大島の「オコタコ」

西日本新聞 夕刊

大島のオコタコ 拡大

大島のオコタコ

 福岡市の天神中央公園で来月開かれる、Food EXPO Kyushu(フードエキスポ九州)「九州うまいもの大食堂」では、この催しで初めてお披露目されるメニューも多数。その一つが、企画ブース「郷土の味わい」に出店する宗像漁協(福岡県宗像市)の「オコタコ」(400円)だ。

 試食のため、船で大島に渡る。出てきたのは鉄板にのったお好み焼き? いや、よく見ると直径12センチほどの丸天ではないか。「お好み焼き風タコ天でオコタコ。両面をこんがり焼いて、ソースとかつお節で食べます」と同漁協大島支所の花田梨香支所長。

 表面はカリっとしているのに、箸で楽に切れるやわらかさ。口に入れると粉物では味わえない弾力と、魚のすり身のうま味がじゅわー。さらにこれでもかというほど、みじん切りのタコが入っている。たこ焼き以上にタコの味を堪能した。

 宗像・大島周辺の海では、高品質の地ダコ(マダコ)が取れるのだが、市場に出荷できるほどの量には至らない。そこでかまぼこ業者に協力を仰ぎ、島の名物にすべく、試作中だという。

 「つなぎにも小麦粉は使ってないのでグルテンフリー。鶏肉も入り、タンパク質が豊富で栄養価も高いんですよ。筋トレ中の人にもお薦めの一品です」。花田支所長がそうアピールする向こうには、筋骨隆々のすてきな漁師さん。「なるほどー」と妙に納得しつつ、気付いたらオコタコ1枚、ぺろりと平らげていた。(フリー記者・森千鶴子)

 ▼九州うまいもの大食堂 10月12~14日午前10時(初日は同11時)~午後8時(最終日は同5時)。事務局(福岡商工会議所内)=092(441)1119。

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