相次ぐ落果、イネ横倒し 台風17号被害、ノリ養殖にも影響 筑後地区

西日本新聞 筑後版

 22日夜に接近した台風17号による農業被害が筑後地区で徐々に明らかになってきた。フルーツの生産が盛んな久留米市田主丸町やうきは市では、強風でブドウや柿などの落果が相次いだ。各市町やJA担当者は24日も農家を回り、被害確認を急いだ。

 うきは市や久留米市などによると時季が終わりつつあったブドウ、ナシの被害が目立つ。JAふくおか八女によると、八女市立花町の特産キウイフルーツが落ちる被害もあった。

 わせ品種の出荷が今月始まった柿の被害も。久留米市田主丸町地徳の観光柿園「右田果樹園」では22日に今季の営業開始を予定していたが、台風の影響で翌日に延期。ただ、3代目の右田英嗣さん(31)は「枝折れや一部で落果もあったが、柿狩りの営業や出荷に大きな影響はなさそう。これからがシーズン本番でほっとした」と話した。

 一方、収穫前のイネは各地で横倒しに。久留米市城島町の約7ヘクタールで酒米を生産する末次龍夫さん(67)は2割ほどの減収を見込む。末次さんは「倒れたイネが水に漬かればもっと被害は大きかった」と語った。JA柳川によると、柳川市内では有明海沿いの広範囲でイネや大豆に海水が飛び、塩害が発生したという。

 強風で園芸作物用のビニールハウスが損傷する被害も。JAみいによると小郡市、大刀洗町、久留米市北野町で計323件の被害があった。JAみなみ筑後はみやま、大牟田両市で計約150件を確認した。柳川市でも1棟が倒壊。他の市町は集計中という。

 福岡有明海漁連(柳川市)によると、有明海沿岸部を中心にノリ養殖の支柱の一部が倒れたり、折れたりする被害もあったという。

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