岡部平太の生涯 絵手紙に 「はまぼうの会」、西区で作品展

西日本新聞 ふくおか都市圏版 下村 佳史

 スポーツの聖地・平和台(福岡市)を創設した糸島市出身の岡部平太(1891~1966)の波瀾(はらん)万丈の生涯に思いを込めた絵手紙を中心に展示する作品展が、福岡市西区西都の西部地域交流センター「さいとぴあ」で開かれている。27日まで。

 糸島、福岡両市でサークル活動をしている「絵手紙はまぼうの会」が開催。本紙の連載「平和台を創(つく)った男 岡部平太伝」で取り上げられている郷土の偉人を見つめ直し、多くの人に知ってもらおうと、作品展のメインテーマにした。

 「どげんかなる、どげんかする」と自らを奮い立たせ、戦後日本のスポーツ復興をけん引した岡部の人生を、27人のメンバーが感じたままに、はがきや封書に表現。主要な題材になっているのが、岡部の平和に対する思いが伝わってくるエピソード。一人息子が特攻隊員として戦死し、不戦を誓って名付けた「平和台」にまつわるさまざまな場面を絵に描き、その気持ちを文字にして添えている。

 岡部の作品とともに、糸島市の伝統芸能「福井神楽」を継承しようと、総合学習で舞を学ぶ福吉中の生徒を描いた作品も展示の柱に据える。講師を務める梶原美千代さんは「岡部平太と、平穏で豊かな暮らしに願いを込めて舞う生徒たちは、平和を祈る気持ちでつながっている。その思いを届けようとする絵手紙をぜひ鑑賞してみてください」と話していた。

 作品展は、花や野菜、風景などをモチーフにしたものも並び、計約900点を展示している。 (下村佳史)

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