AI相乗りタクシー運行実験 荒尾市、全域有料で30日まで

西日本新聞 熊本版 宮上 良二

 荒尾市は30日まで、別々に予約した複数の客を一緒に乗せ、人工知能(AI)を活用して効率的に目的地へ運ぶ「相乗りタクシー」の実証実験を行っている。今年1月に続く第2弾。前回は運賃無料で運行範囲を市中心部に限定したが、今回は有料で市内全域を運行するという現実的な運用に変更。市は利用者らの意見を聞き、本格導入に向けた課題などを探る。

 相乗りタクシーは、乗車希望者が電話かスマートフォンの専用アプリで、乗・降車地点と人数、希望時刻などを指定すると、AIが同じ方向に行きたい人同士を組み合わせ、最も効率的な走行ルートを割り出して配車する仕組み。市は実証実験の経費約700万円を予算化し、三井物産やITベンチャーの未来シェア(北海道函館市)などの協力で実施している。

 相乗りタクシーは現行法では正式な運行はできないが、政府が成長戦略の一つとして解禁を検討中。市は年内に一般市民へのアンケートも行い、乗客減による減便や廃止、運転手不足などの課題を抱える路線バスを補完する新たな交通手段として検討を進める。

 実証実験は市内のタクシー3社の5台で実施し、運行時間は午前8時~午後5時、料金は通常のタクシーの半額程度。(宮上良二)

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