巧みな構図と色合い 城井さん、太宰府市で絵画展 来年、銀座で個展も

西日本新聞 ふくおか版 南里 義則

 太宰府市宰府の土産物店「小野筑紫堂」で、久留米市御井町の会社員城井(しろい)直哉さん(25)の絵画展が催されている。3歳で発達障害と診断された城井さんは16歳の時から、障害者に絵を教える松沢佐和子さん(60)=大野城市=に色使いなどを学んできた。太宰府や筑後の四季折々の風景画など28点を展示している。10月9日まで。入場無料。

 母親の智恵子さん(60)によると、城井さんは幼少時からクレヨンなどで絵を描くのが好きで、特に電車や室内の空間など立体的な対象を描くのが得意。松沢さんに月1回、指導を受け始めてからは、構図の取り方や色合いの濃淡を出すのが巧みになったという。

 城井さんは自分で撮った写真を見ながら水彩画で表現する。松沢さんは「空の色など光の捉え方が上手。例えば緑色なら絵の具の混ぜ具合でピアニッシモ(非常に弱く)からフォルテッシモ(非常に強く)まで幅広い緑を表現できるようになった」と評する。

 個展は昨年10月のアクロス福岡(福岡市)に続いて4回目。「子どもの頃はこだわりが強く、先生の指示にも耳を傾けないこともあったけど、随分改善されました。また、好きな絵を発表できて、親子ともども幸せです」と智恵子さん。

 来年11月に東京の銀座中央ギャラリーでも個展を開く予定だ。 (南里義則)

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