おつぼ山神籠石 整備へ 武雄市の国史跡

西日本新聞 佐賀版 古賀 英毅

 武雄市は本年度から、国史跡おつぼ山神籠石(こうごいし)(武雄市橘町)の保存整備工事に着手する。20日には考古学などの学識経験者からなる保存整備検討委員会が開かれ、最初に工事を実施する「第一水門」付近を視察するなどした。

 おつぼ山神籠石は古代に造られた山城。総延長1866メートルの列石が巡り、水門や土塁などが現存する。

 663年の白村江の戦いで大敗した後、築造された大野城(福岡県大野城市など)や基肄(きい)城(同県筑紫野市と基山町)などの古代山城や、福岡県内を中心とした他の神籠石との関係が注目されている。

 工事は史跡へのアクセスを改良し、水門などの遺構を見学しやすくする。2016年度に保存整備計画書を策定し、18年度に検討委が発足。21年度に完了する予定だ。

 武雄市役所で開かれた検討委の会合では、委員長の重藤輝行・佐賀大教授(考古学)が「(公園として市民が)利用しやすいと同時に、いい保存もしたい」とあいさつし、工事計画などを検討。その後、神籠石へ移動して水門の残り具合などを確認した。(古賀英毅)

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