節目の150年、地域挙げ奉納相撲 鹿山神社、79歳力士が土俵入り

西日本新聞 長崎・佐世保版 平山 成美

 波佐見町宿郷の鹿山神社で秋分の日に開かれる奉納相撲大会が、150年の節目を迎えた。青壮年にお年寄り、赤ちゃんもまわしを締めて土俵に上がり、真剣勝負あり、笑い声ありの伝統行事を盛り上げた。

 台風一過の23日。境内には約700人の地元住民が集まった。150年を記念し、奉納相撲を支えてきた最高79歳の年配力士が土俵入りを披露。相撲甚句で拍手を浴びた。

 泣き笑いが交じるのは子ども土俵入り。土俵の土を付けると元気に育つといわれ、大人力士に抱えられた生後5カ月から15カ月の34人が足の裏に土を付けた。子どもと大人に分かれた個人、団体戦は熱戦の連続。低学年の団体対抗で、先鋒(せんぽう)を務めて優勝した中央小3年の西津海翔さん(8)は「初めての相撲で勝てると思わなかったけれど、とにかく押したら勝てた」と会心の笑みを浮かべた。

 奉納相撲は地元の青年会を中心に開催していたが、若手が少なくなり、20年ほど前から地域を挙げて宿郷自治会が主催している。7月の夏越祭りも住民総出の大切な行事だ。

 一瀬久幸自治会長は「昔は、向こう三軒両隣とよく言っていた。災害に遭わずとも、平時から住民のきずなが強まるように、今後も続けていきたい」とさらなる継承を誓った。(平山成美)

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