公共料金も続々アップ 10月から消費増税 筑豊5市の対応 証明書の手数料は対象外

西日本新聞 筑豊版 座親 伸吾

 10月1日に消費税率が8%から10%に引き上げられる。各自治体の指定ごみ袋や水道、施設使用などの公共料金は増税分が上乗せされるが、据え置きとしたり、2%以上の引き上げを決めたりするなど、対応が異なるケースもある。筑豊5市の状況をまとめた。

◆ごみ袋◆

 指定ごみ袋の値段は、自治体ごとに収集運搬や処理にかかる経費からそれぞれで設定している。今回の増税では、可燃・不燃や粗大ごみシール、し尿処理料金の多くが値上がりとなる。

 飯塚市の家庭用可燃ごみ袋大(45リットル、10枚)の値段は増税分が上乗せとなり、756円から770円となる。直方、田川、嘉麻の3市も同じように値段を引き上げるが、田川市は1996年4月に現行の価格を設定して以来、過去2回の増税時は価格を据え置いてきた。このため、今回は可燃ごみ袋大(49リットル、10枚)を400円から420円にするなど2%分以上値上げする。

 同市環境対策課は「ごみ袋作成の委託費など、市から業者に支払う料金に消費税がかかる。これまで販売価格に上乗せしてこなかったため、経費負担が大きくなっていた」と説明する。

 宮若市も前回増税時と同じように、ごみ袋料金は据え置く。同市環境保全課によると、もともと周辺自治体よりも料金設定が高く、一般廃棄物処理事業者らで構成する審議会からの答申を受け、市は昨年4月に1枚当たり10円値下げしていた。

◆水 道◆

 水道は、基本料金と超過料金の合計額に消費税などを乗じて算出する仕組みで、5市とも値上げとなる。嘉麻市では一般家庭に多い口径13ミリの契約で、月10立方メートル当たりの料金が現行の1382円から1408円になる。ただ、改定には経過措置がある。検針は自治体によって毎月や偶数・奇数月と異なり、世帯によっては新税率適用の請求が12月以降になる。

◆公共施設◆

 公共施設の使用料も値上がりする。直方市の中央公民館大会議室は、使用料(1時間当たり)が現在の1260円から50円アップ、冷房使用料(同)は2100円から100円増しとなる。ピアノなどの備品の使用料も上がる。

 飯塚市は12カ所ある交流センターや飯塚第1体育館の使用料を引き上げる。同市などが医師会に運営を委託している飯塚急患センターでは、一般診断書が現在の1通510円から520円になる。

 住民票などの証明書の発行手数料などは課税対象外で、値上げはされない。 (座親伸吾)

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