陸自ヘリ墜落「安全意識向上を」 防衛副大臣説明に住民ら 

西日本新聞 佐賀版 北島 剛 穴井 友梨

 神埼市千代田町で昨年2月、陸上自衛隊AH64Dヘリコプターが墜落した事故で、防衛省の山本朋広副大臣が県や関係自治体を訪れて事故原因の調査結果報告を説明した27日、自治体や墜落現場付近の住民からは安全対策の徹底や再発防止を求める声が相次いだ。

 神埼市役所では山本副大臣らが松本茂幸市長と面会。事故を招いた金属製ボルトの破断について推定される要因や、再発防止策などを説明した。

 松本市長は「国防のためヘリ飛行は必要でも、事故があってはいけない。両面を考えて進めてほしい」と要望。さらに、ヘリが墜落した丙太田地区の民家に住んでいた被害者についても「これからも何かあれば、耳を傾けてもらいたい」と支援の継続を求めた。

 同地区で区長を務める樋口邦敏さん(70)は「原因は推定にとどまるが、安全対策を徹底すれば大丈夫かと思う。二度と事故を繰り返してほしくない」と言明。現場から100メートルほどの場所に住む会社員男性(65)は「もう落ちないように願っている。自衛隊には、この事故をきっかけに安全に対する意識を上げてほしい」と話した。

 事故機は吉野ケ里町の目達原駐屯地の所属。町役場で副大臣らから説明を受けた伊東健吾町長は「われわれとしては動くこと(飛行再開)に反対ではない。より安心安全を高める策を講じてほしい」と求めた。(北島剛、穴井友梨)

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