命表現 10年ぶり個展 進行性の難病 絵描きchicaさん 豊前市

 進行性の難病で活動を休止していた京築地区在住の絵描き、chicaさん(38)の個展が、豊前市立図書館(同市八屋)で開かれている。約10年ぶりの個展には、優しい色使いで命などを表現したアクリル画約30点が並ぶ。29日まで。

 2002年7月に母を乳がんで亡くしてから、独学で絵を描き始めた。「癒やされる感覚」だったという。だが、09年に双子を出産後、リンパ脈管筋腫症(LAM)を患っていることが判明。7年ほど筆を置いていた。再び制作を始めたのは、「出産や病気…。命と向き合い、生きる尊さと希望を伝えたかった」と明かす。

 平成から令和の時代に変わる時期に制作した「はじまり」は縦約90センチ、横約120センチの大作。愛らしい黄色の笑顔のキャラクターが緑色の芽に手を伸ばしている。見た人が、自身の手で夢を育てていけるようにとエールを込めた。

 同じく大作の「いのちの時計」は、緑や黄、白などさまざまな色の渦が巻いている。命の長さではなく、深さだと訴えるよう何度も色を重ねたという。

 chicaさんは「いろんな人生の壁にぶつかっても、前に進んでいくきっかけになれば」と話す。

 午前10時~午後4時。無料。開館中、ライブペイントを実施している。同館=0979(82)6500。 (浜口妙華)

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