韓国、アフリカ豚コレラ殺処分6万頭 北朝鮮境界線近くで拡大

西日本新聞 国際面 池田 郷

韓国のアフリカ豚コレラ発生状況 拡大

韓国のアフリカ豚コレラ発生状況

 【ソウル池田郷】韓国でアフリカ豚コレラの感染が広がっている。韓国メディアによると、17日に初めて確認されて以降、27日までに9カ所の養豚場で感染が見つかり、殺処分予定の豚は約6万2千頭に上る。感染地域は北朝鮮との軍事境界線に近い京畿道北部や仁川空港がある仁川市などに集中。韓国政府は感染を封じ込めるため、関連施設や道路の消毒を徹底するなど懸命に対策を講じている。

 アフリカ豚コレラは、日本で感染が相次いでいる豚コレラとは異なる病気で、アジアでは昨年8月に中国で感染を初確認した。北朝鮮でも被害が深刻化しているとされ、韓国メディアは「(ウイルスに感染した)野生のイノシシが北朝鮮から韓国に入り、他の動物などを介して感染した可能性がある」などとする専門家の見方を伝えている。

 韓国で感染が初めて確認されたのは軍事境界線から10キロ以内にある京畿道坡州市の養豚場。24日の5例目以降は仁川市江華郡に集中していることから、韓国の聯合ニュースは複数の養豚場を行き来した畜産関係車両が感染を媒介した可能性もあると指摘している。

 金〓秀(キムヒョンス)・農林畜産食品相は27日、「江華郡に特段の措置が必要だ」と改めて防疫を徹底する方針を示した。

※〓は「火ヘン」に「玄」

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