『九州のなかの朝鮮文化』  嶋村初吉 著  (明石書店・2484円)

西日本新聞 くらし面

 朝鮮半島に近い九州は、両者の深い関係を示す史跡や文物に事欠かない。本書は2002年出版の「九州のなかの朝鮮」の続編。古代から近代まで、交流がもたらした「光と影」の痕跡を追い、沖縄を含む8県ごとにまとめた。題材は邪馬台国論争、元寇と倭寇、秀吉の朝鮮侵略、朝鮮通信使、征韓論など多岐にわたる。昨今の日韓関係は悪化の一途だが、「現場主義」に徹したというルポ風の書きぶりは努めて冷静だ。著者は元本紙記者。 

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