「世帯経営ノート」で夫婦に絆 福岡市のロジスタがキッズデザイン賞 子育てなど一緒に書き込み

西日本新聞 ふくおか版 郷 達也

 子どもを取り巻く社会課題の解決につながる活動を顕彰する第13回キッズデザイン賞(NPO法人キッズデザイン協議会主催)の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」に、福岡市の会社「Logista(ロジスタ)」の考案した「世帯経営ノート」が輝いた。同ノートでは子育てや家事、仕事など夫婦間で産後にズレが生じやすい「10のテーマ」に絞り質問や例題を設定。一緒に書き込みながら話し合い、気持ちを「見える化」できるようになっている。

 同社は、共同代表の長廣百合子さん(35)、遥さん(43)夫婦が「産後の危機を乗り越え、わが子により良い家庭環境をつくり出していける夫婦であふれる社会」を目指し、2015年に設立。世帯経営ノートなどの「夫婦会議(夫婦の対話)」のツール開発や、妊娠期からの夫婦に役立つ情報サイト「産後夫婦ナビ」の運営などをしている。

 世帯経営ノートは、17年に発売し、これまでに約5千部を販売。産婦人科に置かれたり、宮崎県日南市では母子手帳と一緒に配布されたりしている。

 購入した約490人へのアンケートでは、世帯経営ノートを使って夫婦会議をする中で、パートナーとの関係に「良い変化があった」との回答が89%だった。利用者からは「産後にけんかが増えていた中、落ち着いて話し合うきっかけになった」(30代女性)、「家事や育児を『手伝う』という感覚がなくなった」(30代男性)などの感想が寄せられているという。

 2人は「(夫婦の協力を)私たちとしてどうするか考える機会になればうれしい。産婦人科や自治体、企業とも連携を深め、子どもたちの未来のために夫婦のパートナーシップづくりを支援していきたい」と話した。同社ホームページ=https://www.logista.jp/ (郷達也)

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